西表島の海でボートチャーターの貸切ツアーならメラマウリゾート。

美しい西表島の海をプライベートに、日帰りツアーでも満喫できる海のリゾートです。
メラマウ通信

Archive for 4月, 2010

あしたがあるさ!!


あしたがあるさ!あすはある!! 西表島にわかものたちのうたごえがひびきます。
西表島のひがしの「しいら川」からしゅっぱつし、西表島のどうろをあるき、「うらうち川」をカヌーでのぼり、しゅうてんの「カンピレーのたき」までは、やまみちをあるきました。  きょりにして、50km。 3にちかけての“ピクニック”でした。

わかものたちは東京にすむ20だい。 こくせきはさまざまです。 もともと東京ではともだちだけど、西表島という、にちじょうからはなれたばしょで、いつもははなせないことをはなしながらあるいたことでしょう。  ゆめや、こいのはなし、なかまにじぶんのことをたくさんはなし、どうじになかまのことを、いままでいじょうにしることができたことでしょう。


ちてきで、みんなにたよられるスーパーなおとうと。 まじめであつく、いもうとおもいのおとうと。 かぞくをたいせつにし、ゆめをもつ、とってもきもちのやさしいいもうと。 えがおのやさしい、カメラがすきな、いやしのおとうと。  みんなをまとめるきくばりないもうと。  めいかくなゆめをもち、西表島をだいすきになったおとうと。  はずかしがりやだけど、にほんがだいすきないもうと。  なかまをたいせつにおもうきもちのつよい、でもさいごのさいごにたいへんだったおとうと。

けんじにいにいは、西表島のガイドとしてのさんかでしたが、3にちという、みじかいじかんだったけれども、みんなとのきょりはとってもちかづき、みんなをほんとうの“おとうと・いもうと”のようにおもうようになっていました。  なかよくなったみんながふねにのり、ふねがとざかっていくのはとってもさみしかったけど、もうみんなとにいにいも“なかま”だから、またどこかであえることをたのしみにしています!!

東京にもどり、またにちじょうがはじまったとおもうけど、つらいとき・かなしいとき・なにかものたりないときは、西表島での3にちをおもいだして、ちかくにいるなかまとたくさんおはなしして、いまをのりきり、みんなのゆめにむかってがんばってね!!  そして、たまにはけんじにいにいのかおもおもいだしてね!!

~あしたがあるさ! あすはある! わかいみんなにはゆめがある! いつかきっと!!~
最後に、今回この企画に携われましたことを、心より感謝しております。 スタッフ・関係者の皆様、本当にありがとうございました。  次回は皆様のプライベートでのお越しも、イノシシ肉・サーフボード・M&Msをご用意し、楽しみにお待ちしております!!
私自身も、相当に楽しく充実していただけに、ポッカリ穴が開いてしまったような今であります。

NHK教育テレビ: 番組名 『ピクニック』
放送予定日     8月21日(土) 18:50~(前編)  28日(土) 18:50~(後編)

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季節の味

皆様こんばんは、國井です。
4月に入り、昨年度までの地域の役員をようやく引き継ぎ終え、ホッとひと段落な現在です。
さて上の写真は「アダン」ですが、先日はこの地域の先輩と「たけのこ採り」に行ってきました。 この時期は海でも山でも“自然の恵み”が豊富な西表島です。 天然の食材は安心ですし、とにかく美味しいんですよ~!
しかし美味しいものは当然みんな好きですから、いくらのんびりイメージの沖縄・西表島でも、今時期は「たけのこ戦争」です!
始め先輩とは、車で探しに行く予定にしていましたが、車でいけるところは多くのみんなが知っているので、恐らくもう少ないはずよ~、というので、今回はボートでしか行けない“幻のたけのこポイント”へ行くことになりました。
しかしこの幻のポイント、先輩も噂でしか聞いたことがないらしく、しかも川の中に入るので、船の係留等の問題が多く、私としては少々気分が乗らずのスタートでした。
海は南風がそこそこ吹き、この風も係留には嫌な風です。しかも当日は大潮近くの中潮なので、干満の差が大きく、下手に係留していたらどんどん潮が引き、船がのし上がり、川から出られなくなります。
そんな心配もありながら、ポイント近くに迫り、船から岸を眺めると先輩の悲鳴が響きます。「國井!あるぞ!!」

確かにかなりの竹林でこれは期待できそうなのですが、しかしやはり強風と強い潮の流れに、船の係留は困難を極めます。
しかし先輩はそんな事はどうでもいいのです。 誰も来ることのない場所にいるのに、「國井!早く岸に付けて俺を降ろせ!!」 既に目の色は「たけのこ戦争カラー」です。
結局先輩だけ降りてもらい、私は船を川の深場でホバーリングさせることになりました。 しかし、目の前にある竹林に入れずに船で待つ私。 一体何をしに来たんだ!?
しばらく待ちましたが、先輩は一向に帰る気配もないので、思い切ってアンカーをうつと、案外うまい具合に係留成功! 私も参戦です!! ちなみに採る新芽は、高さ40~60cmくらいのものを狙います。

そんなこんなで2時間くらいいたでしょうか? 船作戦は見事に成功し、うちの船もあの時だけは「たけのこ船」となりました。
帰りの船の先輩の満足そうな顔は言うまでもありません。  最初は少し疑った私でしたが、さすが島の先輩は一味も二味も違いました!!

今年のうちのツアーの“メラマウランチ”では、このたけのこも登場させたいと思っていますので、皆様どうぞお楽しみに!  本当の本当は皆さんをたけのこ採りにもご案内したいのですが、季節物的な問題と、ハブ的な問題が・・・。「ハブ戦争」をも覚悟!という方でしたらご案内も・・・???

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別れの季節


時は四月。 出会いと別れの季節ですが、この島にいると、今まであまり意識しなかったそれをとっても実感します。

私は西表の小・中学校のバスケットボール部のコーチをしていますが、その関係で学校の先生や関係の方々ととっても仲良しになります。 子供もできました関係で、子供の同級生を持つ先生方との関係も深くなります。
しかしここは沖縄離島。 ここは“へき地”扱いとなる為、離島赴任の先生方は長くても3年までしか西表島での先生をすることはできません。  いくらここを気に入ってもです。
この時期は「先生方の移動がないように・・・」と願うのですが、今年も、ずっと仲良くさせてもらっていた先生方が島を離れることになってしまいました。


島を引き上げる先生のお見送りには、たくさんの子供や親が集まります。 先生の教え子や、先生の子供達の同級生もみんな集まります。

船に乗る先生家族に、西表の子供達から紙テープが渡され、いよいよ別れの時。 船のお別れって、電車や車や飛行機と違って格別に寂しいんです・・・。

船が桟橋をゆっくり離れ、友情の紙テープが伸びます。 手を振りながらも、離れていく船に乗っている子供達が顔を伏せてしまう姿に、私の目頭も熱くなります。

先生の教え子達は、桟橋からお礼の飛込みで最後の勇姿を見せます。

同じ沖縄ですが、本島とは400kmも離れています。 会える機会は少なくても、これからも先生や子供との友情は続いていくと信じながら船の姿が消えるまで手を振り続けました。

信頼できる先生方、今までお世話になりました。 お別れはとっても悲しくとってもせつないものですが、また会える時を楽しみにしています!
船は、清々しい空と青い海の中にゆっくりと消えていきましたが、汽笛はいつまでも胸の中に響き渡っていました。

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