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メラマウ通信

別れの季節


時は四月。 出会いと別れの季節ですが、この島にいると、今まであまり意識しなかったそれをとっても実感します。

私は西表の小・中学校のバスケットボール部のコーチをしていますが、その関係で学校の先生や関係の方々ととっても仲良しになります。 子供もできました関係で、子供の同級生を持つ先生方との関係も深くなります。
しかしここは沖縄離島。 ここは“へき地”扱いとなる為、離島赴任の先生方は長くても3年までしか西表島での先生をすることはできません。  いくらここを気に入ってもです。
この時期は「先生方の移動がないように・・・」と願うのですが、今年も、ずっと仲良くさせてもらっていた先生方が島を離れることになってしまいました。


島を引き上げる先生のお見送りには、たくさんの子供や親が集まります。 先生の教え子や、先生の子供達の同級生もみんな集まります。

船に乗る先生家族に、西表の子供達から紙テープが渡され、いよいよ別れの時。 船のお別れって、電車や車や飛行機と違って格別に寂しいんです・・・。

船が桟橋をゆっくり離れ、友情の紙テープが伸びます。 手を振りながらも、離れていく船に乗っている子供達が顔を伏せてしまう姿に、私の目頭も熱くなります。

先生の教え子達は、桟橋からお礼の飛込みで最後の勇姿を見せます。

同じ沖縄ですが、本島とは400kmも離れています。 会える機会は少なくても、これからも先生や子供との友情は続いていくと信じながら船の姿が消えるまで手を振り続けました。

信頼できる先生方、今までお世話になりました。 お別れはとっても悲しくとってもせつないものですが、また会える時を楽しみにしています!
船は、清々しい空と青い海の中にゆっくりと消えていきましたが、汽笛はいつまでも胸の中に響き渡っていました。

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