西表島の海でボートチャーターの貸切ツアーならメラマウリゾート。

沖縄地方が昨日１０日遅れの梅雨入りをしました。　昨朝も今朝もバケツをひっくり返す様な雨で、大雨洪水警報が出る程でした。
梅雨というと「憂鬱」という言葉が頭をかすめますよね～。私自身も梅雨にはずっとそのような印象を抱いていました、西表に来るまでは。
「西表の梅雨」は憂鬱ではありません。なぜならば、西表島での梅雨は、海外で言うところの「雨季」だと思うからです。

内地のように一日中ジトジト雨が降り続くというような日は、梅雨時期を通じて数日しかありません。　現に昨日も今日も朝方の大雨・雷は亜熱帯のスコールのようなもので、昼過ぎにはカラッと太陽も顔をのぞかせ、青空も見れました。
更に島にとっては待望の雨でした。　ＧＷからずっと続いた晴れのおかげで、畑や牧草地はカラカラで、農家の友人もとても喜んでいます。
昨日のメラマウツアーも、朝の大雨を見た限りでは中止の言葉も頭をよぎりましたが、お昼には雨も上がり、ジリジリの太陽と青空も、まさに亜熱帯気候！！　気持ちよく過ごせました。

海も、大雨の後にしては水のにごりもなく、浅場のユビエダハマサンゴには、オレンジが鮮やかなアカネハナゴイが無数に群れ、沖縄の海を演出してくれました。

ＧＷ後であり夏休みの前のこの時期にお休みを取れる方は少ないとは思いますが、島内は空いていて、料金も安い雨季は、ハッキリ言ってかりおすすめな時期ですよ！！

私の昔の職場時代の後輩家族が遊びに来てくれました。
もう１０年も前の話ですが、私もまだ西表新人時代で右も左もわからない時なだけに、懐かしい話に花が咲きました。

後輩は立派な二児のお母さんになっていて、ただただ感心するばかりでした。　本当は親の二人はダイビングをしたいところだったでしょうが、「今は子供優先で・・・」ということで、船浮のプライベートビーチに上陸して、私はお姉ちゃんのなっちゃんとヤドカリのお家作りに励みました。
天気は快晴ではありませんでしたが、都会の子供のお肌にはちょうど良い太陽と曇りだったようで、お父さんとお母さんが止めなければ、いつまでも砂遊びを楽しめそうな無邪気ななっちゃんに、子供らしさとかわいさを感じました。

砂遊びのあとにちょっと釣りをしましたが、見事にお魚を釣り上げ、お父さんも私もビックリ！！　綺麗なカラフルなベラに「虹色のお魚」となっちゃん。　子供の感性って素直でかわいいですよね！

妹のまなちゃんは体調を崩してしまい、せっかくの海も十分に楽しめず残念でしたが、ボートの上で気持ちよさそうに寝ている姿を見ると、海も船も大好きなはず！？　次回は一緒に遊ぼうね！
明日からは梅雨の気配のする沖縄地方ですが、その最後の晴れ間を楽しんだ一日でした。

GWの終わった先日のある日、長年西表で働いた友人が故郷に帰る為に西表島を出ました。
古い付き合いで、仕事でもプライベートでも時間を共にした友人の帰郷は寂しいものがあります。　島での友達みんなが集まり、みんなで見送りをします。　中には友人の出発を飛び込みでお祝いする仲間もいます。“西表流見送り”です

私も内地から移り住んでいる一人ですが、ここ西表島の良さって私なりにもたくさんあり、なんだか離れられない魅力在る場所です。
そしてお客様もきっとそんな魅力を求めていらっしゃるのだと思います。実際私が一番最初に来た時もそうでした。　お客様にとってはここはそんな魅力を実感できる「非現実の場所」ですよね。
ここが現実として長く住んでいるとつい忘れがちですが、友人の船が遠ざかるのを見ながら、改めて「原点の気持ち」を実感した気がしました。

たくさんの友人に見送られ、飛び込まれ、嬉しそうな悲しそうな顔で船は石垣に向けていきました。　でもきっとまた西表に帰って来るでしょう。ここってそんな場所です。それまで内地で頑張って欲しいものです！

しかし、飛び込んだ友人は後が大変。　もっとダイエットしておけよ～！