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メラマウ通信

海難訓練

皆様こんばんは、西表島の真下の熱帯低気圧が気になる國井です。
先日、第十一管区・石垣海上保安庁(部)」と、我々「竹富町ダイビング組合」での合同海難訓練が行われ参加してきました。
北よりの風が冷たくあいにくの空模様でしたが、参加者は多く、船上は人だらけ。 海難訓練ですから当然参加者はみんな「ウエットスーツ」での参加でしたが、参加者はみんなダイビングショップのスタッフですから、この道の仕事人。
スタッフってなぜか「黒のウエットスーツ」を使用する人が多いんです。というわけで、船の上もみんな真っ黒で、端から見たら変な集団み見えたかも・・・?

訓練は、海上での溺者の船への水面移動から船への引き上げ、海中でのダイビング中の行方不明者の捜索から水面への引き上げと船への水面移動等を、保安庁の潜水士の指導のもと行いました。

意識を失った人間の船への引き上げは、かなり体力を要しますが、女性スタッフも協力し合って船に引き上げる練習を行いました。 私ももっとトレーニングを行わなければと感じる場面でもありました。

途中、海上保安庁のヘリコプターも参加し、集団での漂流を想定し、ヘリが頭上に近づく「ダウンウォッシュ」も体験しました。


陸・海問わずですが、ヘリが近づいた真下では、台風並みの風が巻き起こります。

海上においては、“風圧+波しぶき”でマスクさえも飛ばされそうになります。 呼吸もままならぬ状況で、気分は台風リポーター?? 「こちら〇〇岬は~~~!!」  (しかしシュノーケルを装備していれば呼吸も楽に行えます。)

最後に、船上の事故者をヘリからロープで下りて、ヘリに引き上げるというデモンストレーションを見学しましたが、ヘリから船という、動いてる同士での一刻を争う状況での目にも止まらぬ速さでのプロの作業でした。

これには、海難訓練という中で適切な言葉ではないかもしれませんが、思わず「すげーかっこいい!」って思いました。 生まれ変わったら海上保安庁へまっしぐら!?!?

さて、海は楽しくとっても魅力的です。 私も大好きです。 しかし同時に、海は危険も持ち合わせます。 実際、八重山地方でも毎年海の事故はなくならず、毎年尊い命が失われています。
私は「海は恐ろしい」といつも思っています。 私自身が臆病なのもありますが、実際に怖い場面に多々遭遇してきました。  天気の急変による海の大時化、友達とはしゃぎ過ぎて溺れかけたこと、水泳の達人の親友が意識を失って、水中に沈んでいく姿には目を疑いましたが、全ての事が今でも強烈に脳裏に焼きついています。

海の仕事が13年目になる私。 まだまだ未熟者の私が偉そうな言い方をして恐縮ですが、海は脅威です。絶対に過信してはいけないと思います。人は、海や自然の前ではちっぽけだと思います。
ご覧の皆様の中にも、危険な経験をされたという方はいらっしゃると思います。 その時は怖かったでしょうが、とてもいい経験をされたとも捉えられるのではないでしょうか?  まだそのような経験のないお子様などには是非その経験をお話し、海の楽しさとその反面も教えてあげてください。そうすれば事故は未然に防げると思います。


メラマウリゾートでは入水前の準備体操をお勧めします。 水の事故は、入水直後がとても多いようです。 一番緊張する瞬間で、“あせり”による海水の誤飲や、心筋梗塞等を引き起こす可能性もあります。 老いも若きも関係ありません。 また準備体操は足の痙攣防止にも役立ちます。

うちのツアーに限らず、海に遊びに行かれる皆様、事前に体を動かし、血行を良くしておくことはとても大切なことですので、どうぞ頭の片隅にとどめて置いていただければと思います。

ご家族・カップル・お友達等、貴重な人と貴重なお時間を割いての遊びやご旅行、やっぱり楽しく笑顔でいい思い出を残したいですよね! 私もそんな素敵な思い出のお手伝いをさせていただきたいです!

メラマウリゾートはこれからもより一層“安全に楽しく”、お越しの皆様を西表島の素晴らしい海にご案内させていただきたいと思います。

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