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メラマウ通信

Archive for 5月, 2011

海難訓練

海上保安庁との合同海難訓練

一昨日、石垣海上保管庁と西表のダイビング組合との合同海難訓練が行われました。 この合同訓練の歴史は長く、私が西表島に移住した頃から行われていますが、最近ではダイビング業者に限らず、シュノーケリング業者やカヌー業者も集まり西表島全体での海難訓練となり関心も高まっています。

保安庁の船

普段海で見かけると、何も悪い事していないのに緊張してしまう海上保安庁の船。今は堂々と写真も撮れます。 保安庁の船は船横に電光掲示があり、これで様々なメッセージを表示できます。日本語以外にも数カ国語の文字表示ができるようです。当日は「海難訓練中です」というような内容を掲示していましたが、日本の海の安全を守ってくれているのですね。

ヘリからの猛烈な風

さて訓練ですが、まず海上で漂流した事を想定として、救助のヘリが真上に来た時に起こるヘリからの風(ダウンウオッシュ)を体感しましたがこれが凄い!

ダウンウオッシュ

ヘリ下では沖縄の日常の台風を思わせる程の風を受け、目はもちろん口を開けるのも苦しい程の風が起こります。 またヘリが上空5メートル程でピタッとホバーリングしていることも凄かったです。

船にヘリを呼ぶ発炎筒

次に船にいる負傷者をヘリから潜水士が助けに来る実演。

ヘリから下りる潜水士

発炎筒でヘリを呼び寄せ潜水士がロープで船に下りて作業しヘリに戻ります。

事故者の引き上げ準備

ヘリへ引き上げ

船とヘリという動いているもの同士での作業は非常に困難と思いますが、わずか数分で負傷者を引き上げる様子はまさに「海猿」の世界でした。

訓練は続きます。

溺者引き上げ訓練

シュノーケリング中の溺者を安全に船上に引き上げる為の勉強・実践。 ダイビング中の事故を想定とした水中の事故者の捜索・引き上げでは、保安庁の潜水士の力はもちろんですが西表島の海に熟知している我々地元ダイバーの力もとても大きなものだと感じました。

本物の海ザルと

毎年行う訓練で顔なじみの潜水士の方も数名いて、実際の現場の話等貴重な話も聞いた後、せっかくなので私も本物の「海ザル」になった気分で今年の訓練も有意義に終わりました。

海は魅力的です。 多くの皆さんが海を愛して止まないと思います。私もその中の一人です。

ただ海は危険も伴います。残念なことに海難事故は毎年起こり、八重山地方でも毎年尊い命が失われています。昨年はダイビングやシュノーケリング等海関係で10を越える海難事故が起こり、そのうち数名が亡くなっています。

また事故に性別年齢は関係ありません。事故を起こす年代の一位は「20代」だそうです。過信や気持ちの緩みがあってしまうのでしょう。

訓練は訓練のみで!

せっかくのご旅行のひと時、西表島の海を素敵な思い出にしてもらいたく、私も海のツアーをご案内しております。

メラマウリゾートでは“安全と安心”は大きなこだわりで、海ではいつも意識していますが、皆様各自の意識も大切であり、お願いしたいことであります。

今回の訓練が訓練だけですむように、夏に向けて私も今一度気持ちを引き締めようと思います!

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あまりにも早い。。。

台風の影響か高波の西表島

まだ5月というのにあまりにも早い対策です。

久々に来るマングローブの川

台風2号が発達しながら北上する見込みです。 まだ台風の直接の影響はないものの、今日の西表島は前線の影響で意外にもうねりが大きく、今後数日を見ても回復の見込みがないので今日の満潮で船を避難させました。

避難させた船

久々のマングローブの川は「台風到来」を実感させ、その静けささえも悲しくなりました・・・。 勢力が小さくほぼ影響は無かったとはいえ西表島を直撃コースで動いた台風1号に続き、ほぼ同じ進路を取ろうとしている今回の台風2号。 今年は台風の「当たり年」なのでしょうか・・・?

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今朝の西表島の空

西表島の気持ちよい青空

今日の西表島は朝から爽やかで気持ちよい青空でカメラを手に取らずにはいられませんでした。

絶好のシュノーケリング日和ですが、今日は住んでいる集落の草刈作業日・・・。ちょっと残念ですがいってきまーす!

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