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メラマウ通信

島の文化 ~祖納・干立編~


皆様こんばんは、國井です。
前回・前々回で、上原地区・船浦中学校文化祭をご紹介しましたが、今日は“祖納(そない)・干立(ほしだて)地区”の伝統行事「節祭」が行われました。
「節祭」と書いて、一般的には「しち」と呼びます。


この伝統行事はなんと、500年近い歴史を持つといわれています。
西表の歴史には様々な見解があるのですが、形として書物に残るものとしては、15世紀~16世紀の中国・朝鮮地方の書物らしいです。
西表島は大きく二つに分けて以下のようになります。
・上原港のある「北側~西側」にかけての西部地区
・大原港のある「南東側」の東部地区
昔の書物に、西表でもっとも古くから登場する集落(村)は、「西部地区で祖納・干立」、「東部地区で古見(こみ)」のようなのですが、この書物からしても、祖納・干立の今日の“節祭”が500年前から存在するというのもかなり信憑性の高いこととわかります。
簡単なご説明になってしまいますが、「節祭」は、農作業における年の節目に行われるもので、旧暦の9月後半くらいに行われ、これは現在でいうところの10月半ば~11月半ばにあたります。
海の彼方からミルクと呼ばれる神様をお呼びし、五穀豊穣や無病息災をお祈りするお祭です。

 

 ミルクと呼ばれる神様の入場 

祭の内容はたくさんあり、伝統のしきたりに沿って、踊りやお祈りが行われます。


祭のクライマックスでは、はるか彼方の海の向こうから「五穀豊穣」を運び呼び寄せる為の「ハーリー」が行われます。

私の住んでいるのは「住吉」ですが、メラマウリゾートの船を停泊させているのが祖納港ということもあり、このお祭を見て参加するべきと思い、行ってきました。
参加といいましても、“見て感じる”ことしかできなかったのですが、先週の中学校の文化祭に続き、今日も西表島の伝統文化を勉強しました。

島の文化は本当に素晴らしく、見て感じる価値のあるものではありますが、「仕事で見に行く時間もない!」とも言ってみたい10月終わりの今日この頃であります・・・。

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