夏到来の音
皆様こんばんは、國井です。 ここのところちょっとサボってしまってすみません。
旧暦の５月４日だった昨日、沖縄地方では毎年恒例の大イベント「ハーリー」が行われました。 各地で多少の違いはあるようですが、人数約１０人で、沖縄の漁師さんが古くから漁に使う「サバニ」という船に乗り込み、チームごとにその速さを競い合います。
ハーリーの由来は、漁師である沖縄の海人（うみんちゅ）達が海の神に感謝し、大漁や安全を祈願して船を漕ぎ競う伝統行事ですが、今では各地で様々な形のハーリー競争が行われます。（地域対抗・職域対抗・女性対抗・子供の学校対抗等など）
西表島の西の道の終点「白浜」でも、毎年“海神祭”というお祭でハーリー競争が行われ、昨日は私も「職域対抗ハーリー」に参加してきました。 職域と言いましても、メラマウリゾートにスタッフは２人しかいませんので、近所の友人を１０人集めての参加でした。
もちろん商品もあるので、参加するからには勝ちたいのですが、なんといっても前日に召集した寄せ集めチームで、練習など全くしていません。 更に、当日時間に間に合わない友人もいた為、会場に応援に来ていた友人と先輩に無理矢理お願いしての参加でした・・・。
全員で声を合わせて“かい”をさばきます。 力ももちろんですが、息を合わせてリズムよく漕ぐことがスピードのコツです。 練習もトレーニング無く、即席チームですが、なんとか力を合わせてがんばります！
結果は１６チーム中４位！ しかも３位とはたったの１秒差でした。 ３位と４位では商品の差が大きく、これは本当に悔しかったのですが、みんなで一つの事へ参加するのは、学生時代の部活動を思い出させてくれすがすがしい気持ちで海神祭を終えました。
残念ながら天気はイマイチでしたが、白浜に響き渡るハーリーの鐘の音は、夏の到来を心待ちにしている西表島中にも私達の心にも心地よく響き渡っていたようです。
