Archive for 3月, 2017
あおちゃんの春休みは体験ダイビングでドルフィンキック! ~奥西表ボートチャーター体験ダイビング~
あおちゃんが遊びに来てくれました。 春休みの西表島はまだちょっと夏空には遠いけど、北風はおさまったナイスコンディションの日にパパと遊びに来てくれたんだよね~。
とっても仲良しのあおちゃんとパパ。
「勉強いっぱいがんばったんだよ!」そんなお話しているのかな~?
奥西表の海は風もなくとっても綺麗な水面! スイミング経験も長いあおちゃんはとパパと早速ダイビングに挑戦しました!
水に慣れているあおちゃんはやっぱりスムーズ過ぎるほどにエントリー完了! 耳抜きも上手だね~! パパもがんばりますよ! スムーズだったあおちゃんは気にせずに、ご自分のペースで耳抜きします。
初めは緊張していたパパも海に入って余裕のあおちゃんと顔を向けたらもう大丈夫! お二人とも上手に潜れました!
あとは時間が経てば経つほど余裕もでてきました。
砂地に映えるサンゴには無数の熱帯魚が気持ちよさそうに泳いでいます。
途中、砂地からはニョキニョキ動き回る生き物が・・・。 チンアナゴです。初めは分かりづらくても、二人とも見つけて「OKサイン」を出してくれました。 面白い動きで可愛らしかったですね!(写真が撮れなくてごめんなさい!)
もう余裕のあおちゃん!
得意のドルフィンキック!
海の中をイルカの様に泳ぎます。 こっちを向いてくれれば余裕のサイン! さすがだね!
後半はパパも余裕の表情でしたね~。さすが体育会系のパパ!!(同じ世界で育った私ですので嬉しかったですよ!)
ここにはとっても色鮮やかなクマノミさんがいますよ!
イソギンチャクは真っ白でちょっと心配でもあるのですが、色鮮やかなハマクマノミに癒されました。
途中雨が降ってきてしまいましたが、その様子も水中からはとっても幻想的!「写真撮って!」のサインはすぐわかりましたよ!
海の世界に浸っていると時間はあっという間! もうそろそろ上がりますのサインを出すのも申し訳ない気持ちでしたが、なんと59分も潜っていたんです! 「30分くらい・・・?」と感じていたあおちゃん、倍も潜ってあっという間の楽しい時間でしたね!
上がる前にはお二人との記念撮影も。
あおちゃんとパパが交代で撮ってくれてのですが、こんなに綺麗に撮れるのですから上手に潜れていた証拠です!
あおちゃん・パパ、この度はメラマウリゾートをお選びいただきましてありがとうございました。 きっと多忙になってしまうであろうあおちゃんとの貴重なお時間に、私共をお選びいただきまして大変光栄です! 「世界が変わった!」というパパの声も嬉しかったです!
八重山では毎回チャーターをご利用という事で、また西表島にお越しの際には私と一緒に海を楽しみましょうね! ありがとうございました!
タグ: 体験ダイビング, 半日貸切ボートチャーター, 石垣島より日帰りツアー
八重山でサンゴの白化現象はなぜ起きた? その3 ~今年の課題~
高い復活率で我々を安心させてくれたエリアのサンゴも、白化したサンゴが多かったのは事実です。
白化は人間でいうところの「病気」のようなことです。見た目は回復していても実は弱っているサンゴも多いはずなのです。
今現在で回復しているサンゴも、もしまた今年の夏に同じような異常な海水温上昇が起こり、白化に至ってしまったとしたら、次の復活はない可能性もあるのです。
ただサンゴの為に台風直撃を望んでいるわけではありません。
なぜかというと、昨年夏の白化でサンゴ自体が骨格的にも弱っているとしたら、台風直撃の高波等に耐えることができない可能性も考えられます。 「もろくなっている」可能性もあるという事です。
以上の事から、今年の夏は慎重です。 今年の夏時期は異常な海水温上昇を避けなければならず、その方法としての台風はあまり大きな被害をもたらすような直撃台風ではよくないということです。
あともう一つ、我々人間にとってもです。
普段から過酷なお仕事や難しい勉強をがんばっているみなさんは、貴重なお休みに旅行を計画し、癒しや非日常を求めて八重山の美しい海にお越しになるわけで、台風によって旅行が中止になったら残念で仕方ないはずです。
また現地の我々は皆さんを仕事としてご案内することで生活できるわけで、台風直撃で仕事ができなくなるのも困るわけです。
都合のいい話と思いながら言わせてもらいますと・・・・・・
【適度な勢力の台風が、適度な数だけ、適度なコース(かする程度)を通過し、程度に海水温を下げてくれる】
もちろんこれは八重山に限ったことではなく、サンゴの生息する地球上の海にそうであってほしいと願います。
自然界に無くてはならないサンゴ礁の為にも、地球で生きていく我々人間の為にも。
美しい海が末永くいつまでもあり続けることを願います。
(※サンゴの白化については様々な意見や考え方があり、今回の記述はあくまで私個人的な見解ですのでご了承くださいませ。)
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八重山でサンゴの白化現象はなぜ起きた? その2 ~もう一つの原因~
~~もう一つの原因~~
台風の進路だけではなく、ニュースで取り上げられた原因「地球温暖化による海水温度上昇」もその原因の一つと言えると思うのです。
地球温暖化により海水温度も昔に比べて上がっています。平均的に昔の方が海水温度が低いわけですから、もし昔に今年と同じように台風の直撃が無く、海水温度が上がってしまった年があったとしても、白化につながる異常な温度までは上がらなかったことも考えられます。
また、昨年はエルニーニョ現象も起こった年でした。
エルニーニョ現象と地球温暖化は関係もあるようで、台風第1号の発生が遅かったことはこのエルニーニョ現象の影響とも考えられています。
もし6月辺りにでも台風が発生し、一度くらいは八重山に直撃でもしいていれば、夏を迎える前に海水温度は下がっていたでしょうから、7・8月に直撃がなかったとしても異常な高温を避けられたかもしれなかったからです。(ただ6月の台風の進路が八重山を通りやすいかというと、そのような確たるデータも無いので、この話は「たられば」ではありますが。)
地球温暖化は紛れもなく「人的原因」ですから、言い換えれば我々人間がサンゴを白化させてしまったとも考えられるのです。
原因は他にもあるかもしれないのですが、いづれにしても昨年のサンゴ礁白化は、近年稀にみる大白化となってしまいました。
西表島と石垣島の間には日本最大のサンゴ礁域である「石西礁湖」が広がり、西表島も東側の一部は石西礁湖に含まれます。
この「石西礁湖」は最近ニュースでもよく取り上げられるのですが、なんと90%程のサンゴが白化し、そのうちの70%が復活できずに死滅に至ったという報告もあります。
当然西表島のサンゴも同じようなダメージを受けたと思われる方が多いと思います。
まずもってニュースや新聞でも「石垣島と西表島の間にある石西礁湖」と聞けば、西表島全体が石西礁湖に含まれると思われてしまっても仕方ありませんが、実はそうでもないのです。
上記の様に西表島の東側一部は石西礁湖に含まれるのですが、西表島の「北側から西側」は石西礁湖に含まれないのです。
そしてこの北側から西側の海が凄いのです。「復活力」が凄いのです。
正直、北側も西側も白化率は高く、ポイントによっては90%近く白化し、そのまま死滅に至ってしまった海域も一部あるのですが、復活した海域の方が圧倒的に多かったのがこの冬の調査でわかりました。
とりわけ、西側の最南西部「崎山」では復活率70%以上と、驚くほどの復活を見せてくれました。
復活の要因は多々あると思うのですが、復活率の高いエリアに共通していえるのが「透明度の高さ・外洋に面したアウターリーフ・潮流・人的要因の無さ」であると考えています。
西表島の西側は広大な外洋・東シナ海に面します。島のリーフから沖へ向かえば果てしなく広がる海で水の汚れる原因はありません。
北側の鳩間島との間には浅深複雑な地形、西側のリアス式地形は潮流を生む要因でもあり、潮流は常に新鮮な水をもたらします。
更に崎山近辺は人も住まない手つかずで、生活排水が流れ出ること等一切ない自然そのままの海です。
このような条件が整った場所だからこそ、高い復活率を見せてくれたのだと考えています。
ただ復活率が高かったことで万事OKだったという訳でもありません。
その3へ続く
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